乾電池による
精密波形発生器/
電圧制御発振器
ICL8038の実験
ピン配置
部品表
回路図
出力波形
精密波形発生器ICL-8038の実験を
乾電池を使って行いました。
データシートを見ると、±5Vから動作
するようですので、乾電池でも、
電圧に関しては問題はないようです。
しかし、乾電池ですので、特に006Pのような
、小さい乾電池での長時間の実験は
避けましょう。
±6V(単3乾電池4本) の出力波形 |
±9V(006P2本) の出力波形 |
出力周波数20Hz〜800Hz | |
方形波出力が±6.0V | 方形波出力が±9.0V |
三角波出力が±2.0V | 三角波出力が±2.9V |
sin波出力が±1.5V | sin波出力が±2.0V |
方形波の出力がそれぞれ電源電圧と、
同じになっていますが、どちらも電池が、
新しいため、それそれの電源の実測値は、
6V、9Vを上回っているので、実際は、
信号電圧の方が電源電圧より低い値です
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今回の実験には、オシロスコープが必要です。
しかし、どうしてもオシロスコープがない場合でも、
発振していることのみ確認する事はできます。
信号が可聴周波数範囲に入るように
C2を0.01uF程度に変更し、
出力の1番大きい方形波出力に、
抵抗1kΩとピエゾ振動子を接続して、
音で確める方法。
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また、コンデンサC2を大きく(1uF)に変更して
出力の一番大きな方形波出力に、
抵抗1kΩとLEDを接続し、光の点滅で
確める方法です。
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学校の実験などで、オシロスコープの
絶対数が少ない時、簡易テストとしては
有効です。