紙コップスピーカー


スピーカーの原理、紙コップスピーカーです。
電気信号を、電磁石と磁石の吸引力・反発力で振動(音)に変えます。

正直、感度はよくありません。
よく聞こえるようにする為には、コイルの巻数、磁石の強さや大きさ、磁石とコイルの位置、隙間などを改良が必要です。
作って改めて製品のスピーカーの良さを実感しました。



材料・道具

紙コップ
0.4mmポリウレタン線3m
(もちろんエナメル線でも出来ます。1つ作るのに3m使いますので失敗しても良いよう多めに買いましょう。)
文房具用磁石1個
円盤の裏表が極になっているタイプ、向かい合わせにしてもくっつかないタイプ)

単2乾電池1本

ニッパ、紙ヤスリ(1200番)、ボンド、セロハンテープ、

その他、接続する機器に合わせてミニジャックやRCAプラグなどと、それらの製作に必要なビニール線、半田コテ、半田など
☆スピーカーのコイルを作ります。

ポリウレタン線を端から5cm程度の場所で曲げ、セロハンテープで押さえて隙間のないように巻きつけます。
30回半ほど巻き、巻き終わりを巻き始めから半周ずらした位置でセロハンテープで止めます。
巻いたコイルがほどけないように、ポリウレタン線の上からセロテープを巻きます。
コイルがほどけないように、そうっと外します。
はずしたら、ほどけていかないように巻き始め、巻き終わりをセロハンテープで固定します。
コイルの巻き終わり、長いほうの線を内側に折り曲げ、セロハンテープで固定します。
長い余分な線を切り、長さを揃えます。
紙ヤスリで、幅1cm程度メッキを剥がします。
磁石にボンドを付けます。
磁石を紙コップ底の裏側、中央に貼り付けます。
磁石が紙コップ底の裏にシッカリ付いたら、今度はコイルを貼り付けます。
コイルのリードが付いているほうを貼り付けます。
コイルにボンドをしっかり塗ります。
紙コップ底の裏に、磁石との距離が均一になうようにシッカリとつけます。
ボンドが乾いたら完成です。
このスピーカーは非常に効率がよくありません。
大型のアンプにつなぐときには、電流でポリウレタン線が熱くなりますので、気を付けてください。

出力は徐々に上げましょう。
イヤホン端子につなぐときは、ミニジャックを半田付けしてください。
ボリュームは最大でも、感度はゲルマニウムラジオ並です。(もっと悪いかも)
ポータブルラジオでは聞こえないかもしれません。