フィルター




バンドパスフィルタ単体の実験してみました。
フィルタに与える信号源には、ウィーンブリッジ発振回路を使いました。
C1,C2を0.1μF(104)、0.01μF(103)、0.001μF(102)に
変更することにより100Hz、1kHz、10kHzの信号を作り、
バンドパスフィルタに加えました。



フィルタの特性は、抵抗と直列、並列に接続されたコンデンサにより、

直列に接続された回路は、低周波を通しにくく、
高周波になるほど通しやすいハイパスフィルタに

並列に接続された回路は、高周波をGNDに逃がし、
低周波を出力するローパスフィルタになっています。

そして、ローパスフィルタとハイパスフィルタを組合わせて、
1kHzのバンドパスフィルタを構成しています。

バンドパスフィルタの出力は周波数1kHzの時が最大で、
出力は、入力された信号の1/3の振幅になります。
それ以外の周波数の信号は、高くても低くても
振幅が1/3に満たず、位相も揃っていません。



周波数F=1kHzの入力時の波形

出力振幅は1/3
位相のズレ:無し
周波数F=100Hzの入力時の波形

出力振幅は1/3以下
位相のズレ:進みの位相
周波数F=10kHzの入力時の波形

出力振幅は1/3以下
位相のズレ:遅れの位相